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パレット エンジンヘッドカバーからオイル漏れの修理方法(ヘッドカバーパッキン交換)

こんにちわ、ゆーたんです。

12年経過したパレットのエンジンヘッド周りからオイル滲みが大分酷くなってきました。

調べたところ、ヘッドパッキンのゴムが経年劣化しゴムの弾力が無くなり硬化することでパッキンの役目を果たさなくるからです。

DIYで簡単に交換出来る部品なので、同じ症状の方の参考になれば幸いです。

まずは、交換前のエンジンルームの状況です。

作業前に写真を撮影しておくことで元に戻す時に参考になりますので

まずは、一枚撮影しましょう!

エアフィルターBOX分解

早速、エアフィルターBOXから分解に入ります。

まずは、ピンクで囲んである3カ所のクランプからホースを取り外します。

次にエアフィルターBOXの固定金具を取り外します。

左に2ヶ所あります。
手前側は上から下方向に取り外します。
奥側は下から上方向に取り外します。

素手で作業をすると、固定金具で怪我をする事がありますので、必ず手袋を装着しましょう。

次に右2ヶ所です。

両方とも上から下方向に取り外します。

エアフィルターBOXと接続されているゴムソースを切り離すためにネジを緩めます。

エアフィルターBOXを上に持ち上げるとカバーが取り外せます。

この時にホースが邪魔になるので、ホースをテープなどで上に固定しておくと作業がしやすいです。

お勧めのテープは塗装用のマスキングテープです。
粘着力が程よく糊の後も残らないのでとても使いやすいです。

金額も安く、持っていると重宝するのでお勧めします。

カバーを取り外すとエアフィルターが見えますので上方向に取り外します。

エアフィルターを取り外したついでに清掃をすることで燃費改善にもなります。

ちなみにエアクリーナーはターボとNAでは型番が違いますので注意してください。

参考までに下記がターボ用です。

エアフィルターを取り外すと、オイルがべったりついてました。

キッチンペーパーなどでオイルを綺麗に拭き取ります。

次に、エアフィルターBOXを固定しているネジ3本を取り外します。
左右1本ずつと奥に1本あります。

ネジは10mmのサイズとなります。

ネジを3本取り外し後、上に持ち上げるとBOXが取れます。
持ち上げる時に手前の黄色の丸の部分がエンジンカバー側のゴムパッキンにはまっているので少し力をいれれば簡単に取り外せます。

エアフィルターBOXを取り外した状態です。

ピンク色の丸がネジが固定される箇所。
黄色の丸がエアフィルターBOXがはまるパッキンとなります。

エアフィルターBOXのはまるパッキンも交換します。

こちらがエアフィルターBOXの新旧パッキンです。

対策品なのでしょうか?形が変更になってます。

交換したパッキンはこちら。
11197-58J51です。

プラグ周り分解

次にプラグカバーを取り外します。

固定しているネジは全部で4本です。
8mmのレンチを使用します。

プラグカバーを取り外したら、3個イグニッションコイルが見えます。

水色の丸で囲んである爪を強く押し込み、赤の矢印の方向に引っ張ると
コネクタが外れます。

コネクタを取り外し後、10mmのレンチでピンクの丸で囲まれたネジを取り外します。

また手前にある、ゴムホースも邪魔になるので、一緒に取り外しておきましょう。

こちらが今回取り外したイグニッションコイルです。

オイルが付着していて、想像以上に汚れております。

オイルがエンジンヘッドカバー上部まで漏れていた事がわかります。

結構酷い状況です。

実際にオイル量も結構減っている状況でした。

次にエンジンヘッドカバー手間ののゴムホースを取り外します。

取り外し後、ゴミ等が入らにようにマスキングで塞ぎます。

ヘッドカバー分解

いよいよ、エンジンヘッドカバーの取り外しです。

ピンクの丸で囲まれたネジがエンジンヘッドカバー外周に沿って5本。
黄色の丸で囲まれたネジは長いのが1本。

水色の丸のホースをクランプを緩め後方に取り外します。

先程の水色の丸の部分を取り外した状態のアップ画像です。

取り外したエンジンヘッドカバーです。

オイル管理があまり良くなかったので、スレッジ汚れが酷く大変な事になっております。

通常はここまで酷くならないようです。

エンジン内部です。

こちらも凄い酷い状態です。
MR2でエンジンヘッドカバーを取り外した時はとても綺麗だったので、悔やまれます。

タイミングチェーン方式なのでオイル管理がとても大切です。

最低でもメーカー推奨のオイル交換サイクルは守りましょう。

ついでにピンクの丸で囲まれたゴムパッキンも新品に交換しましょう。

PCVバルブは引っ張れば抜けます。
PCVバルブを挿入する際は、オイルを塗ってから作業すると簡単に装着出来ます。

交換したPCV用パッキンですが、
11198-58B00です。

エンジンヘッドカバー内をブレーキクリーナで出来る限り綺麗に清掃し、新品のゴムパッキンを装着致します。

エンジンヘッドカバーの溝にはめ込むだけとなります。

ゴムパッキンを装着した後は、ゴムパッキン表面にオイルを塗付します。

交換したヘッドカバーパッキンですが
11189-67H12です。

ヘッドカバーを装着する前に液体パッキンをピンクの丸で囲まれた5カ所(カムシャフト取付部及びタイミングチェーンの両端)に塗付します。

 

液体パッキンは信頼のワコーズを使いました。
使いやすいのでお勧めです。

ちなみに液体パッキンの色は透明です。

ヘッドカバーを装着し取り外したネジを一通り軽く締めたら、最後にもう半回転程閉めこんでヘッドカバーの取付は完了です。

ネジの締め込みトルクですが、スズキのメカニックの方に聞いたのですが忘れてしまいました(泣)

実際、メカニックの方も軽く締み後に最後にもう少し締めこんだ状態で問題無いと言っておりましたので大丈夫です。

実際、この作業完了後、しばらく乗ってますがオイル漏れはしておりません。

残りは、分解手順を逆に作業して頂ければ全て完了となります。

簡単ですので、自分で作業してみましょう。
参考になれば嬉しいです。

今回も最後まで、読んで頂きありがとうございました。
今後も、ゆーたんの部屋を宜しくお願い致します。

ゆーたん(@kumajirou_1

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