MR2

【SW20復活に向けて】水回りのオーバホール

みなさんこんにちは。ゆーたんです。(@kumajirou_1

前回はラジエター交換の記事を書きましたが、実はラジエター交換をする前に錆だらけの水回りと激しい戦いを繰り広げたので、記事にまとめました。

ぜひ、最後までお付き合いを・・・・。

錆だらけの水路をどうするか!?

まずは、錆だらけのクーラント抜きからです。クーラントの抜き方は前回の記事『ラジエター交換』を見て頂ければ詳しく記載しております。

早速、クーラントを抜くと真っ茶色の液体がドバドバと出てきました(汗)

錆まみれのクーラントを抜き終わった後にホースを取り外し水路のパイプの中の状態を確認したら、想像通り結構な錆が発生してました。

ここまで酷いと水路全体を出来る限り綺麗にする作業が必要ですね。
この作業を適当にすると、すぐに錆地獄が再発する可能性が高いです。
錆は怖いですからね・・・

水路でなければ、サンポールなどで錆落とししたい所ですが、流石に怖くて出来ません。

では実際にどのように錆に侵された水路を綺麗にするか考えました。
①水路内(パイプなど)を直接清掃する
②錆や水垢を落とす商品を使用する
この2つの作業を順番に実施すれば、良い感じになると思います。

水路(クーラント)のパイプ清掃

実際、茶色のクーラントを抜いた後に、水道水でしばらく循環させたら綺麗な水が出てくるようにはなったのですが、パイプ内にはビッシリと錆がこびりついた状態でした。パイプ内の錆をとるには直接『ゴシゴシ』するしかなさそうです。

悩んだ挙句、持っている通線ワイヤーの先端に雑巾を切ったものを針金で巻きつけたら綺麗になる?と思い、早速実験です!

水路になっているパイプを出来る範囲で中身の清掃を実施します。実際に清掃出来そうなパイプは5本です。
①フロント部(2本)
②ボディー下部(2本)
③エンジン側(1本)
上記の順序で清掃していく事にしました。

まずは、フロント周りのパイプ(ラジエター~ボディ下部)内を清掃します。

ラジエターのホース2本を取り外します。ホース内も錆で汚れておりますので、部品も揃ったので取り付けの際は新品に交換します。
部品はラジエターホースNO4で品番は16574-74010です(2本)
ホースを止めるバンドの品番は90467-34004です(4個)

ラジエターホースを2本取り外したら、次にボディ下部のホース2本を取り外します。
ボディ下部のホースは運転席側と助手席側で品番が違います。

運転席側のホースがラジエターホースNo2で品番は16572-74140です。
ホースを止めるバンドの品番は90467-34004です(2個)

助手席側のホースがラジエターホースNo5で品番は16575-74010です。
ホースを止めるバンドの品番は90467-34004です(2個)

ホースを2本取り外したら、いよいよフロントからボディ下部に伸びているパイプ内を清掃します。
まずは前からワイヤーを押し込みます。
パイプは複雑な形状をしているので、ワイヤーが入る所まで押し込み前後にゴシゴシと動かし、その後水道ホースをパイプ内に入れて水を流し錆が出る事を確認します。
次に後ろからワイヤーを押し込み同じ作業をします。

予想以上に、パイプ内の錆が効率よく取れました。


これを数回繰り返し完全に錆が出なくなるまで作業を実施しました(結構な労力です)

この工程をボディ下部のパイプ2本、エンジン内のパイプ1本(エアクリーナの下にあるパイプ)で行いました。

交換したホースの品番を記載しておきます。品番を調べるのは結構大変ですので参考になると嬉しいです。

ボディ下部の運転席側からエンジンに上がるホース(サーモスタットの入り口)
ラジエターホースNo1で品番が16571-74300
ホースを止めるバンドの品番は90467-34004です(2個)

ボディ下部の助手席側側からエンジンに上がるホース(エアクリーナ下のパイプ)
ラジエターホースNo1で品番が16576-74010
ホースを止めるバンドの品番は90467-34004です(2個)

助手席側エンジン内エアクリーナ下パイプからの1番長いホース
ラジエターホースNo7で品番が16588-74010
ホースを止めるバンドの品番は90467-34004です(2個)

ラジエターキャップからエンジン側に伸びるホース(径が少し細い)
ウォータインレットホースで品番が16262-74010
ホースを止めるバンドの品番は90467-28007(2個)

交換した部品は、ホース7本とバンドが14個です。

ラジエターフラッシュ使用方法

ワイヤーでゴシゴシした後は、水路を綺麗にする商品を投入です。

今回購入した商品は『ワコーズのラジエターフラッシュ』です。
ネットでの口コミ通り水路が綺麗になることを祈り、さっそく使用してみましょう。

ラジエターフラッシュの使用方法です。

まずは、ラジエターフラッシュを入れる分だけクーラントを抜きます。今回はラジエターから抜きました。
次にクーラントを入れる所からラジエターフラッシュを入れます。入れる量ですがクーラントの6~10リットルに対し1本(500ml)を入れます。
SW20はクーラントが14リットル程入るので2本入れる事になります。

入れた後は30分程アイドリングをおこない、可能な限り早めにクーラントを抜きます。クーラントを抜く際はとても熱くなっているので火傷に十分気を付けて作業を行ってください。

30ふん経過後にクーラントを抜いてみました。

錆が想像以上に付着していたと思いますのでこんなに汚れが出てきました。ラジエターフラッシュ凄いです。

この後、出てくる水が綺麗になるまでホースで水を継ぎ足しはエンジンをかけ、また水を継ぎ足しを何回か繰り返します。

これで100%とは言えませんが限りなく水路が綺麗になったと思います。

実際、パイプ内をワイヤーでゴシゴシする前に水道水だけで綺麗になるまで、ただ流しただけでは、数日経過後にラジエターキャップを外しクーラントの色を確認すると茶色になってました。

ワイヤーゴシゴシとラジエターフラッシュを行った後、2ヶ月程経過しましたが、クーラントは緑色のままです。

これで、水路も復活したと思います。今後は定期的にしっかりとクーラント交換を行い予防したいと思います。

-MR2